脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクをチェックする検査
採血で簡単に10年後の発症リスクが予測できます
■対 象 | 人間ドック・健康診断受診希望者 |
■料 金 | 13,200円(税込) ※LOX-index(ロックスインデックス)検査のみ、単独実施も可能です。 単独検査をご希望の場合は、+2,200円の文書料を加算させていただきます。 |
■こんな人にお勧めします
□ 一般的に動脈硬化が進行し始めるとされている30代以上の方
□ 脳ドックを受けてみたい方
□ 喫煙する方
□ 運動不足の方
□ 高血圧や糖尿病などの生活習慣病が気になる方
LOX-index(ロックスインデックス)は、将来的に脳梗塞や心筋梗塞などになりやすい状態にあるかどうかを調べる検査です。
現状の一般的な人間ドックや健康診断の項目で判別不可能な動脈硬化の初期症状を測定し、その進行状況から脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクまでをカバーすることができます。
検査では、変性したLDLコレステロールと、それを血管の内部に引き込み動脈硬化を引き起こすLOX-1という2つの物質を採血で調べます。
CTやMRIといった検査機器を用いない採血の検査のため、身体への負担が少なく時間もかかりません。
生活習慣病が気になる方や、脳梗塞・心筋梗塞のリスクが知りたい方、いつか脳ドックを受けてみたいという方はLOX-indexの追加をご検討ください。
※脳梗塞・心筋梗塞を診断する検査ではありません。
■特 徴
LOX-indexは将来における脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを予測するバイオマーカーです。検査は採血で行います。採血した時点の体質をみるため、年に一度健康診断・人間ドックと併せての受診をお勧めします。
□検査のポイント
動脈硬化の引き金となっている物質からリスクを測定します。
通常のLDL(悪玉)コレステロール検査の値が正常域でも心筋梗塞になる方が30%ほどいます。当検査では、通常のLDL検査では発見できない「LAB(変性LDL、酸化LDL、超悪玉コレステロール)」と動脈硬化を促進させる物質LOX-1(sLOX-1)を調べます。LOX-index値が高いと、低い人に比べ心筋梗塞発症率が2倍、脳梗塞発症が3倍高いといわれています。(検査機関調べ)
動脈硬化が原因で起きる、脳梗塞・心筋梗塞の予防に役立ちます。
動脈硬化は血管が硬くなった状態です。動脈硬化が起こったからといって、症状に気付かないことも多いものです。しかし硬く脆くなった血管は、放っておくといつか詰まったり、決壊したりしてしまいます。そうして発症するのが脳梗塞・心筋梗塞です。現在と将来のリスクを予測することで、病気の予防と生活習慣改善に役立ちます。
既存検査で異常がない場合でも、将来の発症リスクが上昇している可能性があります。
LOX-indexでは動脈硬化の初期の段階を測定します。そのため動脈硬化になりやすい血管の状態にあるかを数値で把握することができます。血管の状態を見るには、頚動脈超音波検査、動脈硬化検査(CAVI検査)を併せて受診頂くとより効果的です。
受診後には詳細な検査結果報告書をお届けします。生活習慣改善への意識付けや専門機関受診の判断にお役立てください。
- 3回前までの結果が載っている総合評価グラフ
- 報告書コメント
- リスク別受診後の対応チャート
□日本人の3大死因の約半数を占める心疾患、脳血管疾患
心疾患、脳血管疾患は、悪性新生物(がん)と共に日本人の3大死因※1と言われることがあります。
しかし心疾患と脳血管疾患の主な原因が動脈硬化である事を考えると、2つをあわせた死亡数は1位のがんと近い水準まで上がります。
また、厚生労働省の平成22年国民生活基礎調査の概況によると、要介護度別にみた介護が必要となった主な原因の構成割合の1位が脳血管疾患(脳卒中※2)、6位が心疾患(心臓病)となっています。一命をとりとめることができても、以前と同じ生活ができなくなってしまうこともあるでしょう。
どんなに気を付けていても重大な病気にかかってしまう事はあります。
しかし、動脈硬化は日頃から健康的な生活習慣を意識することで防ぐことができる病気です。
とはいえ、悪いと分かっていてもやめられない生活習慣がある人もいらっしゃるかと思います。
そのような方は、当検査で将来の発症リスクが客観的に分かれば、生活習慣見直しの意識が芽生えるかもしれません。
万が一リスクが高いと判断された場合は、結果表のチャートを参考に検査や治療へ進むことができます。
当院でも健康診断の結果説明を行っていますので、ご予約の上ご来院ください。
※1:3大死因については、近年脳疾患に変わり、肺炎が入る事もあります
※2:脳血管障害という脳に発生する病気の総称で、中でも現在1番多く発症しているのが脳梗塞です