禁煙外来
禁煙外来の新規受付 一時中止のお知らせ
禁煙を検討されている患者様へ
現在、当院で採用されている禁煙治療薬 チャンピックスが販売保留の事態となりました。
それを受けまして、禁煙外来の新規受付を一時中止させていただきます。
また、販売が再開しましたらHP上でお知らせをさせて頂きます。
ご理解とご協力のほど よろしくお願いいたします。
ほうじゅ南浦和クリニックの禁煙外来では、以下のような診察や治療を行っております。
禁煙治療は、平成18年度の診療報酬改定により、健康保険の適用科目となりました。
必要要件を満たし、「ニコチン依存症」と診察された方は、健康保険にて禁煙治療が受けられます。
4つのニコチン依存症要件
- 直ちに禁煙しようと考えている
- ニコチン依存症のスクリーニングテスト(Tobacco Dependence Screener)が5点以上ある
- ブリンクマン指数(1日喫煙本数×喫煙年数)が200以上
- 禁煙治療を受けることを文書により同意している
禁煙治療の流れ
初回ご来院時に喫煙状況の問診やニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)を行い、どのような治療を行うか方針を決めます。
4つのニコチン依存症要件を全て満たした方は、保険診療にて禁煙治療が受けられます。
保険診療による禁煙治療は、初回診察に加えて、初回診察の2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の計4回の再診で構成されています。医師と相談の上、治療を続ける場合もあります。
保険診療対象外の禁煙治療は、自由診療や簡易な禁煙アドバイスを行います。
ニコチンの作用
脳にはニコチンが結合する「ニコチン受容体」があります。タバコを吸うと、煙に含まれるニコチンがすぐに脳に達します。脳に達したニコチンがニコチン受容体と結合すると、快感を生む物質(ドパミン、ドーパミン)が放出されます。ニコチンはすぐに受容体から離れて消えます。タバコを吸わずにいると、ニコチン切れの症状(イライラなど)が現れ、タバコが吸いたくなります。このように喫煙がやめられなくなった状態をニコチン依存症といいます。
主な使用薬剤と服用方法
当院で主に使用する禁煙補助薬は、ニコチンを含まない経口禁煙補助薬です。ニコチン受容体に結合してニコチンの作用で放出されるよりも少量のドパミンを放出させ、禁煙に伴う離脱症状やタバコに対する切望感を軽減する効果があります。また、ニコチンがニコチン受容体に結合するのを阻害し、喫煙により得られる満足感を抑制します。
服用方法
初診の際、禁煙開始日を決めます。禁煙開始1週間前に服薬を始めます。第1週目は喫煙をして構いません。服薬を初めて1週間後(8日目)に禁煙を開始します。服薬量は以下の通りです。
※自然に喫煙しなくなった場合は、8日目を待たずに禁煙を開始してください。
服薬前の注意
以下の項目に当てはまる方は、医師にご相談ください。
- 以前薬を飲んで、かゆみや発疹などのアレルギー症状が出たことがある
- 精神疾患がある
- 他に服用中の薬がある
- 腎臓の病気がある
- 妊娠中または授乳中である
※禁煙は治療の有無にかかわらず様々な症状(気分が落ち込む、焦りや不安を感じる等)を伴うことが報告されています。もともとこのような症状がある場合は、その症状が強く出ることがあります。本剤を服用中にこのような症状があらわれたら、服用を中止し、主治医にご相談ください。また、本剤服用後に眠気やめまいなどの症状が現れたという報告があります。自動車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。ニコチンを含んだ禁煙補助剤との併用もしないでください。
主な副作用
・吐き気・頭痛・上腹部痛・便秘・お腹のはり・普段と違う夢を見る・不眠
吐き気等を起こしにくくするために、食後にコップ1杯程度の水かぬるま湯で服用してください。気になる症状が現れた場合は、早めにご相談ください。